エレガントな女性のための美しいテーブルマナー実践講座
2024年10月31日8月、9月と連続で開催いたしました「エレガントな女性のための美しいテーブルマナー実践講座」の様子をレポートいたします。
開催場所は、恵比寿にございますグランメゾン、シャトーレストランジョエル・ロブションの1階「ラターブルドゥ ジョエル・ロブション」です。
8月のみの開催予定でしたが、大変な人気で受講希望者が多かったため、9月も同じ内容で開催した次第でございます。
講座では、わたくしの方から「レストラン」という言葉の意味の解説から、どのようにグランメゾンで過ごすとよいか、美しいお食事の頂き方や、振る舞い方、楽しみ方、味わい方、同席者やサービススタッフとのコミュニケーションの取り方、テーブルマナーとプロトコールの原則の関係などなど、盛りだくさんのお話をさせていただきました。
わたくしの説明のとき以外のお時間は、皆さまにお料理を味わいながら、仲間とのコミュニケーションをお楽しみいただきました。
一流の空間で、仲間を気遣いながらエレガントに振舞われる皆さまのお姿は、とても素敵でいらっしゃいました。
幸せなことに池田シェフがわたくしたちのためにメニューをお作り下さいました。シェフの思いやりあふれるご対応と美味しいお料理の数々。そして、サービススタッフの皆さまは、シェフの想いが込められたお料理とお客であるわたくしたちを大切に、真心こめておもてなしをしてくださいました。至れり尽くせりのサービスのおかげで、受講生の皆さまがグランメゾンにて緊張せずにとても居心地よく心豊かな時間を過ごすことができました。
他者からこんなに大切にされることは、滅多にないことですから、より一層感動が沸き起こったのではないでしょうか。
料理の中にシェフの気持ちが表現され、それを大切にサービススタッフがサーブをはじめおもてなしをしてくださり、それを食すわたくし達お客が喜び、それを受け止めてまたシェフとスタッフの喜びとする、このような日本のおもてなしの本質を感じます。
受講生の皆さまも、人と人とのつながりを作る大切な要素や人を大切にするというのは、このようなことなのだということも感じとってくださったことと存じます。
わたくしは、マナーやプロトコールの講座において、お相手を大切にすることの重要性をお話しております。受講生の皆さまは、きっとこの経験を活かして、人を大切にできるマナー力を向上させることができるでしょう。
受講生の方から、たくさんの素晴らしいご感想を頂戴いたしました。一部ご紹介させていただきます。
■開かれた扉の向こうに非日常の世界を感じました。深いラヴェンダー色に包まれた空間。テーブルに置かれた黒のフラワーベースに濃い紫色の蘭一輪、変わらないメインカラーは貫く伝統の証と存じます。時間の流れを感じさせない落ち着いた大人の空間です。
食の芸術を楽しませていただきながらテーブルマナーの実践です。学びは ”気付き” と存じます。
例えば 食の視点から素材を活かした特別な調理方法で作られています。スパイスやハーブがところどころ使われて,ソースが絡んで口の中でひとつにまとまる味覚の調和に感動いたしました。フランス料理の醍醐味だと存じます。
特にスープは斬新でした。ターメリックと和のハーブたちの組み合わせです。どちらも主張するタイプの素材ですがちょうど良いあんばいにまとまり,夏の溜まった疲れを癒してくれる温かいスープでした。
外は酷暑,屋内は強い冷房で夏でも手足が冷えてしまっています。気の巡りをよくする素材と発汗作用,免疫アップ作用などがある素材を組み合わせたスープは、薬膳とアーユルヴェーダが一緒になった感覚でした。一気に元気になりました。また,フランス語でのアラカルトの読み方や,特別な調理方法を教えていただきさらに新しい学びとなりました。
お教室で教わるテーブルマナーの内容に加えて周りへの配慮、私たちの表情も大切なこと,”場の雰囲気を作っているのはここで食事をしているわたくしたち”という大切な気づき。自ずとどうあるべきかに繋がります。同席された方とのコミュニケーション,お食事が終わるまでのさりげない会話のやり取り。心から楽しめる余裕をもてるにはやはり実際に体験することだと存じます。
お食事の時間は常に素晴らしい気遣いで包まれています。一流のレストランでゆったりお食事ができるのはスタッフの皆様のご配慮の賜物だと存じます。美しく運ばれてきたお料理を美味しいタイミングで優雅にいただけることが,シェフやスタッフの方へ感謝の気持ちをお伝えできる場面ではないでしょうか。など 新しい気づきを感じることができました。
毎年一流のレストランでの実践させていただける場面がありますことに感謝しております。船田先生ありがとうございます。
■本日も夢のようなお時間をありがとうございます。懐かしい顔ぶれと初めましての方々とも和やかにお話ができて、お料理もサービスも素晴らしく、終始夢心地でございました!特に印象的だったことは、フランス語のメニュー説明です。普段触れる機会のないフランス語のプチ講座を受けているようで非常に新鮮かつ勉強になりました。
■本日は、素敵な会に出席させてくださり、誠にありがとうございました。「お褒めの言葉は、多すぎるよりも心を込めた一つを差しあげること」と言うお話が印象的で、最初に隣の方とペアで行う自己紹介も、ドキドキしておりました。ちょうどお隣の方がとても素敵な方で、積極的にお話かけくださいました。また、皆さまの所作が素敵で勉強をさせていただきながら、洗練された空間の中、学ぶことができました。
■テーブルマナー講座の学びの時間が、人に幸福を与えることができるものなのだという感動がありました。決して、難しいルールやタブーを学ぶ場ではないというカテゴリーができました。
■船田先生からマナーを教えていただいた日から3年近くが経過し、昨日改めて実践形式でご指導をいただけたことは私の宝になりました。マナーは最終的には自分のためになる、というお言葉が印象的でした。
改めて、丁寧に作られた美味しいお料理をゆっくりと味わいながらいただく行為は、自分を大切に扱うことに繋がる、と実感いたしました。素晴らしい機会をご用意いただき、本当にありがとうございました。
■一つひとつの食材や組み合わせに意味があり、シェフのお心遣いを感じました。コースですと1品ずついただくことが当たり前の感覚でしたが、冷めないように、美味しい状態で食べてもらいたい、という気持ちから1皿ずつテーブルに運ぶスタイルになったのも、きっと昔の料理人のお気遣いからなのではないかと考え、心が温かくなりました。そのシェフの心配りや表現をスタッフの方々も受け継いでサーブしてくださり、私たちが感謝を伝えて美味しくいただく、この循環はまさに”世界平和”なのではと感じました。
左利きの私は、スプーンを左手で使用しておりまして、それを見ていてくださったスタッフの方が次のお料理の準備の際に、スプーンを左側に置いてくださり、他のお客様もいらっしゃる中で五感を研ぎ澄ましてサービスしてくださったことがとても感動いたしました。
そして、同じ空間にいる皆さんにシェアするためにも、お料理の味や香り、食感等を上手く言語化することをこれからの課題としても見つけることができました。
プロトコールを学び、おもてなしや思いやりの精神に日々気付くことが多くなっています。ありがとうございます。普段の生活もより豊かにし、またこのような格式の高い場所での実践を通じてパワーアップできることがとても嬉しいです。ありがとうございます。
まだまだ、ご紹介させていただきたいのですが、このあたりで結びとさせていただきます。
わたくし一人の力でこのように皆さまに感動を与えられるものではなく、美味しいお料理とサービススタッフの皆さまの細やかなお心遣いがあってこそ成り立つものです。そして、お互いに気遣いあいことができる受講生の皆さまのおかげでもあります。
どのような場所で誰とお食事をいただくかで、心と体の潤い方が全く違ってまいります。お食事は、元気になるためにあるものです。心身ともに元気になるような場所とお相手を選んで、エレガントに有意義なお時間を過ごしてくださいませ。
ご受講くださいました皆さま、誠にありがとうございました。
そして、大変お世話になりました池田シェフ、サービススタッフの皆さま、心からお礼を申し上げます。
*下記から、動画をご覧いただけます
日本プロトコール・マナー協会
オフィシャルサイト
日本プロトコール・マナー協会 (protocol-manner.com)
法人向け研修サイト